ゴールデンウィーク初日の試合は市長杯前の貴重な調整試合でした。
あと1試合、市長杯初戦の前に試合ができるので、
今一度、今年こそA級で結果を出すためにふりかえりたいと思います。
まず、2投手の出来は対照的でしたね。
先頭打者を出塁させてしまったでたっちさん。
先頭打者をきっちり打ち取ったトビーちゃん。
前回登板からの流れなのか、いまひとつ状態が上がってこないでたっちさんは、
打ち取っている打球もポトンと外野前に落ちるなど
結果的に6失点ですからね、途中交代はしかたないです。
トビーちゃん、調子いいですね。テンポよく投げ込み、
ストライクゾーンで勝負できています。
球数制限はないものの、7イニングを戦う市長杯では
省エネピッチングは大切です。ロングリリーフもいけそうですね。
今回の試合で引き続き課題だと思ったのは「場面に応じた内野守備」です。
初回、ノーアウト満塁で
まずは一つでいいからアウトが欲しい場面。
ゲッツーやバックホームではなく
三遊間のショートゴロをサードへの送球でアウトにした場面。
もちろんサードランナーはホームインで先制されましたが、
続きは1アウト1・2塁。
守り方や考え方も変わってきます。
ダラダラと満塁が続き、同じことのくりかえしに陥るより、
ちがったポジショニングやアウトの取り方のバリエーションが増やせることは
守っていていいなと思いました。
アウトの取り方は共通認識することが大切です。
「この場面は勝負。」「この場面は確実に。」など
状況に応じたアウト取り方を内野も外野もバッテリーも
共有することが必要です。特に試合のターニングポイントになる場面は
わざわざタイムをとってマウンドに集まることも。
そして、それは個々でも「この場面でこういう打球が飛んできたら、こうする(ここに投げる)」
という準備・心構えが必要ということです。
満塁でショートゴロの場合、
・弱めで正面へのゴロ →前へ出てバックホーム
・強めのゴロ →下がりめで捕って二塁へ
・三遊間へのゴロ →サードへ送る
・左(セカンドベース寄り)へのゴロ →セカンドへトスor自分でベース踏む
・バウンド気味の正面のゴロ →一塁で確実に一つのアウトを
ピッチャーがはじいたのをカバーしたなら一塁へ、
ライナー性の当たりなら、サードランナーがベース付近にいるから挟む などなど…。
これらは、どんな打球かにもよりますが、
自分のポジショニングや、
このバッターならこんな打球がきそうだなという想定で
準備をしておくことが必要です。
どれだけアウトの取り方を想定(イメージ)できているか、
それをチームで共通認識・共有できているか。
逆を言えば、守備側の想定を超えていけるような
攻撃のバリエーションをもっているかが点の取り方とも言えるでしょう。
この場面はスクイズかな?という状況で強打したり、
足を絡めた攻撃で相手の守備陣形を崩すのは連打以上に効果的だったり。
ラストの調整試合では、攻守ともにいろいろ試すことも大切ですし、
守備に関しては少しでも「こんなときはどうするか」を確認できたらいいですね。
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